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怪しくも繊細なポップセンスを持つ男 ボブ・ウェルチのフレンチキッスに酔いしれる

      2017/04/07

BOB WELCH

 

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見た目は怪しいが

のっけから失礼な話だが、ボブ・ウェルチほど見た目と音楽のギャップで損(いや、得か!?)しているミュージシャンも少ないのではないだろうか。

 

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フリートウッドマックの中心人物だったという予備知識がなければ、アルバムジャケットから彼の音楽は想像できないだろう。

 

元フリートウッドマックのフロントマン

LOS ANGELES - AUGUST 1974: (L-R) Mick Fleetwood, Bob Welch, Christine McVie, and John McVie of the rock group 'Fleetwood Mac' pose for a portrait in August 1974 in Los Angeles, California. (Photo by Michael Montfort/Michael Ochs Archives/Getty Images)

初期フリートウッドマックは薬物・酒・宗教問題等でメンバーの入れ替わりが激しく、バンドとしてとても安定した状態とは言えなかったんだけど・・・

 

そこにオーディションで加入したのがこのボブウェルチ様だ!

それまでブルース色の濃かったフリートウッドマックをポップな方向に導いたウェルチさんの貢献度は計り知れない。

 

でも我らがウェルチさんは

「もっとハードなヤツがやりたいぜぇ!」

と言って軌道に乗り始めたマックを脱退してしまう。

 

ウェルチさんなき後、もはや存続不可能かと思われたマックだが、スティーヴィー・ニックスリンジー・バッキンガムデュオ(恋人を加え「ファンタスティック・マック」「噂」といったアルバムで爆発的ヒットを飛ばすことになるのだった・・・

 

フリートウッドマックを脱退

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一方マックを脱退したウェルチさんはというと、ハードロックトリオParisを結成するが、ヤバい・・・まったくもって売れる気配がない。

 

さらにサードアルバム制作中にメンバーが顔面麻痺を患ったり、音楽活動自体をやめて食品会社のマネージャーになる、などのトラブルも重なり1年半ほどで解散してしまう。

 

その時製作中だったParis名義のサードアルバム(実際はウェルチさん一人でせっせと作っていた)を自身のソロ名義作品「French Kiss」としてリリースすることになった。

 

ウェルチさんの魅力が詰まったFrench Kiss

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マック時代の盟友ミック・フリートウッドクリスティン・マクヴィーも参加したSentimental Lady(悲しい女)のリメイクから始まるこのアルバムはウェルチさん最大のヒット作となった。

 

ウェルチさん独特のとってもクセのある声で歌われる、上質なロック・ポップチューンに溢れた名作と言っていいだろう。

特にグラムロックの怪しさと儚さにグッとくるようなリスナーには是非とも聴いてもらいたい。

 

アメリカ人なのにまったくアメリカンな感じがしないのが不思議なところだ。

本作が気に入った人は次作のThree Heartsもぜひ聴いてみよう。

ジャケットはFrench Kiss同様エロティックな女子と絡むウェルチさんの姿がなまめかしいね(笑)

 

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ウェルチさん、なぜ・・・?

その後セールス的には落ち込んでいくものの、アルバムはリリースし続けていくウェルチさん。

ヘロイン中毒で入院したり逮捕されたりしながらも音楽活動は続けていたのだ。

 

しかし2012年6月7日、銃で自殺しているところをナッシュビルの自宅で奥さんに発見される。

66歳の生涯を終えた・・・ウェルチさん・・・なぜだぁぁ!(涙)

 

では最後にフリートウッドマックのメンバーを従えてEbony Eyesを演奏するウェルチさんの勇姿を見ながらお別れしよう。

 

ちなみにぼくにこのフレンチキッスのCDを貸してくれたのは、コンビニでバイトしていた時の洋楽ロック好き店長さんだ。

今頃どうしているのかな・・・

 

 

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