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【ソフトシンセ入門】 Albino3でシンセを学ぶ少女 その3:エンベロープとアンプ

      2017/09/14

トミー
今日はAlbino3のエンベロープとアンプ・セクションだよ

 

ルーシー
アンプはだいたい想像つくわね、一般的な言葉だし

 

トミー
うん、そうだね。フィルターで加工された波形はアンプ・セクションに送られて、音量のコントロールをするんだ

 

ルーシー
アンプは音の3要素の音量に関わる部分ね

 

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Amp:アンプ

 

フィルタ・セクションのすぐ右側の部分がアンプ・セクションだよ。

 

 

アンプ・セクションで設定できる項目は、パン(定位)フィルタ1/2の音量バランス、ベロシティによる音量の差の度合い、そしてエフェクト・セクションのどのエフェクトへ送るかの設定だ。

FX1+3 はエフェクト1と3に同時に送る設定だよ。

 

フィルタ1の出力をフィルタ2に設定することもでき、これは2つのフィルタを直列に接続するような形で、独特の音色が得られるよ。

 

設定の注意点としては、フィルタ1の出力をフィルタ2にした場合、フィルタ1のパン設定は無効となるんだ。

また、直列つなぎの場合はバランス設定を真ん中にしておこう。

 

ルーシー
アンプ・セクションの設定は簡単ね

 

トミー
そうだね、次のエンベロープのアンプに対する設定の方が重要なんだよ

 

 

Envelopes:エンベロープ

 

エンベロープは波形信号の通り道じゃなくて、横から他のセクションにちょっかいをかけるヤツなんだ。

機種や音源によってはEG(エンベロープ・ジェネレーター)って表示されていることも多いよ。

 

 

なんとAlbino3は8つの独立したエンベロープが搭載されてて、他のセクションに時間軸に沿った変化を与えることができるんだ。

  • Oscillator1
  • Oscillator2
  • Oscillator3
  • Oscillator4
  • Mod
  • Filter1
  • Filter2
  • AMP

の8つだ

左側のボタンで表示が切り替えられる。

 

そしてエンベロープのタイプとして、ADSFR5 Stageの2タイプが選択できるよ。

 

ADSFR Envelope

Attack, Decay, Sustain, Fade, Releaseの5つのセグメントを持つADSFR Envelope

ADSRの4つが一般的だけど、それにFadeを加えたものだ。

 

Sustain以外のパラメータはカーブも視覚的に変更できるんだ。

エンベロープをアンプに適用した例で、ADSFRのそれぞれの意味を確認しておこうね。

 

Attack:アタック

 

鍵盤を押した瞬間(ノートオン)音が発音し始めてから最大音量に達するまでの時間を表すのがAttackだよ。

単位は秒で、例えばAttackの設定が0.5なら音量0から最大音量に達するまで0.5秒かかるということだ。

音の立ち上がりの速さに関わるパラメータだね。

このアタック・タイムが長いとふんわりと立ち上がる音色になるんだ。

 

Decay:ディケイ

 

Decay(減衰)はアタック時間で達した最大音量から、次で設定するSustainレベルまで落ちるのにかかる時間を表すんだ。

 

Sustain:サスティーン

 

Sustainの設定は時間じゃなくて音量レベルだよ。

キーを押しっぱなしでもDecayで設定した時間をかけてSustainレベルまで音量が減衰するんだ。

次のFadeの設定が0なら、キーを押し続けている限りSustainで設定した音量をキープし続けるよ。

ピアノみたいな生楽器ではありえないことだね。

 

Fade:フェイド

 

Fadeをプラス方向の設定にすると、Sustainレベルから徐々に音量は上がって最大音量に達する設定になる。

逆にマイナスにすると、キーを押しっぱなしでも徐々に音量は下がっていって消える。

ピアノはマイナスの設定だね。

Fadeが0だと一般的なADSRエンベロープとして動くってことだ。

 

Release:リリース

 

Releaseはキーを離してから(キーオフ)音が消えるまでにかかる時間の設定だよ。

音の余韻の設定だね。

 

ルーシー
音量に対してすごく細かく設定できるのね

 

トミー
作る音色の用途によってこの設定はかなり重要だね。例えばオルガンの音はどういう設定かわかるかい?

 

ルーシー
オルガンは押したらすぐ最大音量だから、Attackは0ね、減衰もしないからDecayも0、Sustainはマックスで、キーを離したらすぐ消えるからReleaseはほぼ0ね

 

トミー
そのとおり!

 

ScalingにあるPitchとVelocityは弾く音程や強さによってエンベロープのスピードに影響を与える設定なんだ。

音色の表現力に影響を与える設定だね。

 

Syncボタンをオンにすると、エンベロープの動きを時間じゃなく、曲のテンポにシンクロさせることができるよ。

 

 

5 Stage Envelope

 

5 Stage Envelopeはより柔軟な設定ができるエンベロープだよ。

上段のダイヤルが各ステージ(区画)にかかる時間(秒)

下段のダイヤルが各ステージでの音量を表してるんだ。

自然と第4ステージがサスティーンで、第5ステージがリリースになると思う。

だから第5ステージの音量は0にしておかないと、キーを離してもいつまでも音が消えないことになる(笑)

 

Loopボタンをオンにすると、キーを押し続けている限り、第4ステージまで行った後、また第1ステージからエンベロープを繰り返す設定になるんだ。

そしてキーを離すと、その時どのステージにいようが関係なく第5ステージに移動するよ。

 

ScalingやSyncの設定はADSFRと同じだよ。

 

 

トミー
エンベロープの働きはだいたいわかったかな?

 

ルーシー
うん、わかったわ。でもアンプに対してだけじゃなくてオシレーターやフィルターにもエンベロープの設定ができるのよね?

 

トミー
そうだね、オシレーターの場合はピッチを、フィルターの場合は音色に対してエンベロープをかけることができるんだ

 

ルーシー
MODっていうのは?

 

トミー
MODは次回説明するモジュレーション・マトリックスで設定したものに対してエンベロープがかけられるんだよ

 

ルーシー
まだ続くのね(笑)さすがにもう半分は過ぎたかしら

 

トミー
うん、半分は過ぎたよ、もう少し(笑)

 

 

今日の復習

  • アンプは音の3要素の音量に関わる
  • アンプに対するエンベロープの設定が重要
  • エンベロープはオシレーターやフィルターに対しても設定できる

 

 

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