ルーシー、フォローアクションに感動する
トミー
やあ、ルーシー久しぶり。ちょっとあいだが開いたね。
ルーシー
ゴメンなさい、風邪引いちゃってって。
トミー
年末は急に寒くなったりするから風邪ひきやすいよね。
ルーシー
でももうすっかり大丈夫よ!
トミー
よし、じゃあ今日はフォローアクションという機能をやろう。
ルーシー
フォローアクション?
トミー
うん、簡単に言うと、同じトラック内のクリップがどう繫がるかを設定できる機能なんだ。
ルーシー
どういうことかしら?
トミー
百聞は一見にしかずだ、実際にやってみよう。じゃあ今まで4つのシーンを作ったから5つ目のシーンを追加しよう。シーン3のAdd Baseをクリックして、[cmd+c]を押してみて。
ルーシー
なにも変わらないわよ?
トミー
実はこれでシーン3がコピーされたんだ。そしたらシーン5をクリックしてから[cmd+v]だ。
ルーシー
あ、シーン3と同じのがシーン5にできたわ。
トミー
うん、じゃあそのシーンはMainという名前に変えておこう。[cmd+r]だよ。
ルーシー
OK。できたわ。
トミー
よし、じゃあブラウザのSamplesからsynthで検索して適当に3つほど選んでみよう。決まったら新しいトラックのシーン5から下に並べて。
ルーシー
うーん、なんかしっくりこないけど、とりあえず選んだわ(笑)
トミー
じゃあその新しいトラックはSynth1としておこう。
フォローアクションの3つの設定
トミー
今シーン5を再生すると、新しく追加した3つのクリップの1つ目だけが再生されるよね。次のシーンに行っちゃうと次のクリップは再生されるけど、当然ドラムや他の音はなくなっちゃう。
ルーシー
そうなるわね。
トミー
今からフォローアクションの機能でやりたいことっていうのは、ドラムやベースはそのまま鳴らしながら、Synth 1トラックは次のクリップに進みたいんだ。
ルーシー
どうするの?
トミー
じゃあ3つのSynthクリップの一番上をクリックしてから、クリップビューのLaunchボックスをみてごらん。Follow Actionっていうのがあるだろう?
ルーシー
あるわ。設定が3つあるわね。
トミー
うん、上から順に
- フォローアクションタイム
- フォローアクションAとB
- フォローアクションチャンスAとB
トミー
まずフォローアクションタイムっていうのは、そのクリップがどれだけ再生された時にフォローアクションが起こるかっていう設定なんだ。小節、拍、16分音符っていう単位で設定できる。[1] [0] [0]なら1小節終わったらフォローアクションが発動するっていう意味なんだ。
ルーシー
わかったわ。どれくらいにする?
トミー
4小節にしておこう。だから、[4] [0] [0] だよ。
トミー
次のフォローアクションAとBが実際に起こるフォローアクションの種類だよ。AとBで2種類設定できるんだ。プルダウンでいろいろ出てくるだろう、ここでは↓矢印のNextにしよう。
ルーシー
どうしてAとBって2つも設定できるの?
トミー
それがこのフォローアクションの面白いところで、異なる2つのアクションをフォローアクションチャンスで発生の確率を設定することができるんだ。例えばAが3、Bが1なら3回に1回はBのフォローアクションが発生するっていう意味で、展開をランダムな感じにすることができるんだよ。
ルーシー
すごい、そんなことができるのね!
トミー
とりあえず今は1つのアクションで設定しよう。アクションBは設定せずに、フォローアクションチャンスは[1] [0]だ。
ルーシー
できたわ
トミー
じゃあシーン5を再生してみよう。
ルーシー
ちゃんと1つ目のクリップが4小節再生された後、次のクリップに進んだわ!次に進むだけじゃなくて、戻ったり、止まったりいろんなアクションがあるのね。
トミー
よし、同じ要領で2つ目のクリップも4小節後に次のクリップへ、そして3つ目のクリップは4小節後に最初に戻るFirstを設定しよう。
ルーシー
できた!3つのクリップをひとまとめでループさせてるってことね。
トミー
うん、こうするとむやみにシーンを増やさなくても展開が作れるし、ランダムに展開できるのも面白いね。
トミー
よし、ルーシーは病み上がりだからここまでにしよう。また[cmd+s] で保存しておいてね。
ルーシー
フォローアクションは便利で面白い機能ね!気に入ったわ。
今日の復習
- フォローアクションでクリップの展開を作ることができる。
- 1クリップに2つのアクションが設定でき、発生確率も設定できる。
トミー
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