ぼくたちは山ほど漢字を覚えた
みんな元気か、トミー(@TomoyaTommy1203)だ。
日本語を勉強する人にとっての難題の1つが、山ほどある漢字を覚えないといけないことだ。
漢字というのはとてもよくできていて、意味を表す部分と音を表す部分があるので、初めて見た漢字でもなんとなく意味や読み方がわかるようになっているんだよね。
たとえば、”頭”という字は人の頭の意味を表す“頁”(おおがい)と音を表す“豆”(ズ、トウ等)でできているから、”豆”の読み方を知っていれば「アタマ」だけじゃなく「ズ、トウ」とも読むのだろうという予測がつく。
また“頷く”という言葉も頭に関係する意味だろうということがわかるね。
このことは知識として知っている人もいれば、長年漢字に接してきて感覚的に知っている人もいる。
いずれにせよぼくたちはたくさんの漢字を覚えてきたんだ!!
英語にも部首がある
じゃあ英語はどうなんだ?
ぼくたち日本人にとって英単語をたくさん覚えなきゃならないというのは、これまた難題の1つだ。
なんせアルファベット1つ1つはほぼ意味のない記号みたいなもんだから、その羅列である単語を丸暗記しろといっても限界があるよね〜
英語圏の人はどうしてるのか?
実は英単語によっては漢字の部首のような覚え方ができる単語があるんだよね。
比較的長い単語(音節が複数あるような)はラテン語やギリシャ語を語源としていて、漢字の部首のような小さい部品が組み合わさってできているものが多いんだ。
たとえばconductorという単語には、案内人、ガイド、管理人、(音楽の)指揮者、伝導体・・・っていう意味がある。
日本語にしたら全然別の意味の単語がなぜこの1つの単語であらわされているんだろう?
ではこのconductorという言葉を漢字の部首のように分解してみよう。
「con」というのはラテン語のcumから来ていて、together(一緒に、共に)の意味なんだ。
そして「duct」は lead(導く)の意味で、つまりconductは「多くのものをまとめて導く」という意味になる。
あの空気やガスの通り道みたいなやつもduct(ダクト)っていうでしょ?あれも空気を導いて流してるってことだね。
conはcomに変わったり、ductの部分はduceになったりしていろんな単語の中に潜んでいるよ。
produce(生産する)とか、reduce(減らす)なんていうのもそうだね。
最後に
こういう語源は本当に漢字の部首みたいにいっぱいあって、これを知ってるのと知らないのでは単語の覚えやすさが100倍は違うと思う。大げさじゃなくて本当に100倍だ!!
調べだすととても面白いので、ぜひ語源の達人になってボキャブラリーをどんどん増やしてほしい。
語源にフォーカスした参考書もたくさんある。
↓なんかはイラストも多くあるので語源の入門にはぴったりだよ。
↓は語源辞典で、詳細に調べるためのものだ