みんな元気か、トミー(@TomoyaTommy1203)だ。
前回はステップパートを使って基本的な打ち込み方をやったね。
では今回は音そのものを作ったり変化させるやり方に進もう。
いろんな波形を試しやがれ!
この画面右上のOSCとかAMPって書いてある部分がシンセセクションになってるんだけど、シンセサイザーって何?キーボードのこと?って人のために、シンセサイザーの基本的な仕組みを説明しよう。
シンセサイザーって?
シンセサイザーは一言でいうと、音の波形を合成したり変化させて音を作る装置のことだ。
仕組みとしては大きくわけて
- オシレーター
- フィルター
- アンプ
という3つの部分で構成されている。
オシレーター
画面でOSCと書いてある部分だね。
オシレーターの役割は基本波形とピッチ(音の高さ)を決めることだ。
もし神様が僕たち人間を作る工程があったとすると、性別を決めたり、基本的な性格を決めるところって感じかな。
フィルター
オシレーターで作った基本的な音から余計な波形を削ったり、足したりしてさらに音のキャラクターを作っていく部分だ。
ローパスフィルターなどでの音の削り方によって大きく音色が変化する。
このiElectribeではフィルターセクションはないんだけどね。
フィルターではなくモジュレーション(音程を揺らす)で音を作っていくことになる。
アンプ
ここは音の大きさや、音の立ち上がり、伸び具合を調整するところだ。
人間で言うと体格や運動能力と言っていいだろう。
打楽器なんかはディケイを絞ってタイトに。弦楽器のような音であれば伸ばしたりという感じだ。
音を変えてみよう
ではオシレーターをいじって音がどう変わるか実際やってみよう。
再生中にトラックボタンでキックのパートを選んでから左上のSOLOと書かれているボタンをタップしてみよう。
そしたらキックの音だけ再生されるようになったはずだ。
ピッチ
キックの音を聞きながらPITCHと書かれたツマミを回してみよう。
右に回していくとピッチ(音程)上がっていくね。
上げすぎると、もうキックの音には聞こえない。ポンポンという高い音になっちゃう。
波形
WAVEというボタンをタップすると波の形が書かれたLEDが切り替わる。
これで基本波形を切り替えるんだ。iElectribeでは
- サイン波(左上)
- 三角波(左下)
- パルス波(右上)
- ノコギリ波(右下)
の4つの基本波形が用意されている。キックでも他の音でも波形を切り替えてみて音がどう変わるか試してみよう。
各波形の特徴はこんな感じ
ノコギリ波
SAWともいう。その名の通りノコギリの刃みたいな形だからそう呼ばれてるんだね。
シンセでは一番使用頻度が高くて倍音を多く含んだきらびやかな音だ。
ストリングスやブラスといった音も作りやすいし、リード系の音でも大活躍する波形だよ。
三角波
ノコギリ波と違って倍音は少ない波形。まろやかな音が作れるよ。
これも使用頻度が高い波形だ。
サイン波
倍音ゼロの波形。かなり特徴のある波形で打楽器系や他の音の補正などに使っても面白い。
パルス波
四角が連続した波形で、その四角の大きさが毎回同じものを短形波、違うものがパルス波って呼ばれているよ。
音はファミコンの音を思い浮かべれば間違いない。偶数倍音が全く無く、太いサウンドなので、カッコイイシンセベースの音が作れるはずだ。
今日のまとめ
おっと、ピッチと波形の説明だけで終わってしまった(笑)
色んな音を再生しながら波形とピッチをいじってみよう。
これだけでもかなりいろんな音が出せるはずだよ!
Bluetooth対応でPCにもモバイルにもオススメのKorg nanoKEY Studio
人気すぎて入荷待ちになってるレベル・・・^^;