翻訳至上主義
みんな元気か、トミー(@TomoyaTommy1203)だ。
何年も英語を勉強し続けているのに、なかなか思うようにレベルアップできない。というのは多くの英語学習者が抱える悩みだよね。
その原因の1つが、学校でおこなっていたいわゆる翻訳至上主義の影響だ。
日本語から英語、英語から日本語に訳せることが、語学の能力が高い証明であり、試験の点数も高くなるという図式。
ぼくも高校生くらいの時は本気で、
英語を話せる人は超スピードでそれを日本語に訳せる人
だと思っていたんだ。
同時通訳者を目指すならいざしらず、普通に英語で会話をしたいだけなら、そんな必要はない。というかそんなことはやってられない。
英語は英語のまま
英語は日本語に訳さず、英語のまま理解しよう。
このことはわかっちゃいるけど、なかなか訳す癖が抜けない人は多い。
ひっとしたら学生時代、英語のテストの点数が良かった人ほど、英語を見たら翻訳することがクセづいている可能性がある。
そういう人は段階を踏んで、徐々に英語をそのまま理解する訓練をしてみることを強くオススメする。
ステップ1:単語レベルで日本語に訳さないクセをつけよう!
例えば簡単な単語から、dogやchairなどはわざわざ、犬、イス、と訳さなくても大抵の人は理解できるはずだ。
同様にGood morningも「おはよう」と訳さなくても、朝の挨拶であることはわかるよね。
抽象的な単語になってくるとだんだん難しくなるので、頑張って。
でもpowerやhotなど目に見えないモノも簡単な単語なら訳さずに理解できるはず。
そして徐々に訳さずに理解できる単語の範囲を広げていこう。
まず単語レベルで日本語に訳すクセを抜かないと、文を訳さず理解することも難しくなってくるので、このステップはいくら時間をかけてもかけすぎということはない。
ステップ2:文を訳さず理解するには文法は必須!
文法をなんのためにマスターするかというと、英文を頭からそのままの順番で理解できるようにするためのものなんだ。
英語は日本語と違って単語間の関係を表すのに、は、が、を等の「助詞」を使わず語順で表す。
語順が命の言語なので、これはとても重要なことだよ。
ここでまた翻訳英語の悪しき影響が出てくる。
「えーっとこのthat節は前の単語にかかるから・・・」
って言うふうに英語の語順を完全に無視して、暗号読解みたいな感じで日本を組み立てていくやり方。
こんなことを何年も続けさせられた結果、ちゃんと頭から英語は英語の語順で理解する能力が完全に欠落してしまった(泣)
ぼくはいわゆる「カタカナ英語」による発音云々よりも、この「翻訳英語」が日本人に英語を苦手にさせた一番の原因だと考えている。
英文法の参考書なんかを見ると文法事項は結構多いけど、時制や仮定法、冠詞等の細かい規則は後に回して、まずは文の構造に関わるところに集中してほしい。
ステップ3:原文で本を読もう
ステップ3は実践練習だ。
実際に英語を訳さず、頭からある程度のスピードで読む練習をしよう。
小説なんかは大人が楽しめる内容のモノはレベルが高いので、ぼくのオススメは、使い方を完全に理解している機器等のマニュアル。
たいてい何カ国語かで用意されているので、さらに使い方も知っているので、理解しやすいはずだ。
または、自分の得意分野の専門書を原文で読むのもいいだろう。
はじめは難しいと思うが、ちょっとずつでも頭から訳さず読めるようになってくると、気持ちがいい。
その快感は英語をもっと読もうというモチベーションになるはずなので、ぜひ頑張ってたくさん英語を読んで欲しい。
英文法の参考書でぼくのオススメは山口先生の実況中継シリーズか、大西先生の一億人の英文法だ。
文法だけでも英語はマスターできないが、文法なしでもマスターできないので、頑張ってちょっとずつでも文法は習得してくださいね。
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