プラス松竹で山田洋次監督初期作品の魅力に浸る

映画

みんな元気か、トミー(@TomoyaTommy1203)だ。

 

特に出かける予定のない正月休みや盆休みは、自宅で飲みながら映画を一気に観るのが楽しみなんだけど、その時は洋画より古い邦画に手が伸びてしまう。

 

今年の夏休みも心をいっぱいにしたくて、山田洋次監督の作品をAmazonで探していたところ追加チャンネルでプラス松竹チャンネルというのが14日間無料だったので登録してみた。

 

山田洋次監督というと「男はつらいよシリーズ」「幸福の黄色いハンカチ」「遙かなる山の呼び声」「家族」・・・などなど名作がてんこもりだが、今回は主に男はつらいよ以前の作品を中心に山田洋次監督のおすすめ作品をあげてみよう。

 

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なつかしい風来坊

男はつらいよ以前の山田洋次監督作品と言えばやっぱりこの人、ハナ肇と地球上で最もキュートな女優、倍賞千恵子コンビの作品群だろう。

初期山田洋次監督作品でハナ肇が演ずるキャラは、後の寅さんの原型である。

風来坊、馬鹿、親不孝モン、酒好き、一か八か・・・

 

主人公は粗野で乱暴なハナ肇演じる男なんだけど、作品は有島一郎演ずる役所勤めで医師免許も持っているという公務員の語り、回想で進んでゆく。

この作品が初期作品の中でも評価が高いのは、名優有島一郎の存在が大きいと思う。この人がいることによって作品が引き締まっているね。

 

この映画のラスト、列車内のシーンは有島一郎のみならず観る者すべての心を救済するだろう。

キャスト的には遙かなる山の呼び声を連想してしまった・・・まあ内容は全然違うんだけどね^^

 

 

ハナ肇の一発大冒険

同じくハナ肇、倍賞千恵子コンビのコメディ作品だ。

このタイトルだけで、「観よう!」と思う人は今では少ないだろう(笑)

完成度的にはもちろん後の名作群にはかなわないし、賛否両論あると思うけど、とてもおすすめしたい作品なのだ。

 

この作品ではハナ肇演ずるキャラが精肉屋を営み、家族も大切にする基本的には真面目な人間であるというめずらしい設定

そして倍賞千恵子演ずる謎の美女の「お願い」に巻き込まれる形でストーリーは進む。

 

いわゆるロードムービーで、別れそうになるけど結局別れないという展開は、「幸せの黄色いハンカチ」を彷彿とさせる。

とにかくこの旅は終わって欲しくない、ずっと続いて欲しいと思わせてくれるんだな。

そう思わせてくれれば、ロードムービーとしては成功である。

旅を終わらせたくない主人公の気持ちと観客の気持ちが見事にリンクするのだ。

 

そして衝(笑)撃のラストは・・・山田監督はやっぱりコメディの天才である。

 

 

喜劇一発勝負

これもハナ肇、倍賞千恵子コンビの作品、だが一発大冒険ほど倍賞千恵子演ずる妹の比重は大きくない

むしろ、北林谷栄さんが演じるお手伝いさんとの関係が心に残るのだ。

 

ハナ肇は絵に描いたような親不孝者で、一発逆転を狙って温泉を掘る事業をはじめるのだが、それで成功してしまうから始末が悪い(笑)

 

妹が「さくら」ほど兄のことを心配していないのがこの作品のいいところであり、また不完全なところでもある。

妹は画家を目指していて、アーティスティックな性格で、兄の無軌道をどこか楽しんでいる節もあるのが面白い。

 

ラスト近くで堅物父親役の加東大介の演技は圧巻!

 

 

白昼堂々

 

最後に山田洋次監督作品ではなく、野村芳太郎監督作品ではあるが、倍賞千恵子ファンとしてはどうしても挙げておきたい作品。

残念ながらプライムビデオで観ることはできないので、観たい人はDVDを買うしかない。

 

渥美清と倍賞千恵子が兄妹ではなく、スリ・窃盗集団仲間という設定で倍賞千恵子は超腕利きの美人スリ、万引き師

万引監査員である藤岡琢也を誘惑する彼女はたまらなく妖艶である。

 

「寅次郎」「さくら」のイメージを壊したくない人はこの作品は観ないほうがいいだろう。

でもラスト付近で倍賞千恵子が裾をまくりあげて太腿を露わにするという、ファン垂涎のシーンがあるんだな・・・(笑)

 

 

最後に

ここに挙げた山田洋次監督の初期作品群は後の名作を生むまでの試行錯誤的作品かもしれないが、未完成な部分、粗い部分が魅力の作品たちである。

 

一通り山田監督の名作を観尽くしたあとは、ぜひこれらの初期作品も観て

「ああ、この部分はあの作品の原型なんだな・・・」

というマニアックな楽しみに浸ってみるのはどうだろうか。

 

*「馬鹿シリーズ三部作」は個人的にあまり好きになれなかったので割愛 m(_ _)m

 

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