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ビートルズと華麗なる転調の世界 その0 転調とはなにか?

   

自身の勉強のために、ビートルズの曲を題材に「転調」について書こうかと思います。

転調というのは奥が深く、やり方も比較的簡単なものから、難易度の高いものまで様々なので、なかなか一筋縄ではいきません。

転調がキマるととても気持ちいいし、カッコイイものですね^^

まずはそもそも転調とはなにか?というところから始めたいと思います。

 

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転調とは?

「転」がつく言葉には他にどんなのがあるでしょう?

転勤、転職、転機、転校・・・

つまり今までいた所から別の場所に移るという時によく使われるようです。

 

転調の場合は曲の「調性(キー)」が今までの調から別の調に移るということですね。

調というのは昔、音楽の時間にハ長調とかイ短調とか言ってたやつです。

 

ロックやポピュラー音楽の世界では、ぼくたち日本人もこんなイロハ式の格式張った言い方はしません。

たいてい、キーはCだとかAマイナーだとか、ちょっとカッコつけてアルファベットで言ったりします^^

 

あ、キーが高くて歌えないから半音低いキーでやろう・・・って時の「移調」とは違います。

移調は曲全体のキーを別のキーに変更するということなので、転調とは別物です。

 

なんのために?

なんのためにわざわざ1曲の中でキーを変えるんでしょう?

それは、曲の中でガラッと印象を変えたかったり、変化をつけたいからですね。

J-POPではサビで盛り上げたいからという目的でよく使われます。

 

転調するということはそれはもう別の国に移動するようなもので、ガラッと景色が変わっちゃいます。

日本の街並みとヨーロッパの街並みじゃぜんぜん景色が違いますよね。

1曲の中で2つ以上の世界が味わえるんですね^^

 

どこへどうやって飛ぶのか?

まず問題になるのはどのキーからどのキーへ飛ぶのかということです。

この時に行きやすいところと、行きにくいところがあります。

旅行でも遠い所へはなかなか行けないですよね。

日本からブラジルへ行くのと、お隣の韓国へ行くのとではかかる時間もお金も全然違います^^

 

キーにも近いとか遠いという感覚があって、そのキーを構成する音が近いキーに行くのは比較的行きやすくて、近いということです。

譜面を見ると左側にフラットとかシャープの調号が並んでますよね?

あれの数の変更が少ないほど近いキーということです。

 

上の図は五度圏(サークル・オブ・フィフス)という図で、5度の音程でキーを辿っていけるものです。

CとGでは#が1つ増えるだけでCとFではbが1つ増えるだけですね。

こういうキーへは近くて行きやすいということです。

Cから地球の反対側のF#へ行くのは、日本からブラジルに行くようなものですね(笑)

 

メジャーキー(長調)とマイナーキー(短調)での転調ももちろんあって、これにも遠い近いがあります。

CメジャーとAマイナーは調号が変わらず、もっとも近いキーで平行調といわれています。

 

転調の唐突度

キーが変わる時の唐突度も何段階かあって、なんの準備も予告もなしに突然変わるもの。

これはもう「どこでもドア」で扉を開けたらいきなり別の国・・・みたいな感じで衝撃度マックスですね。

 

変わる直前に準備をしておいて転調するパターン。

これはちゃんと旅行の準備をしておいて、飛行機で行く感じですね。

 

あとは徐々に知らない間に変わっているというもので、テクニックを要するわりに、ポピュラー音楽としてはインパクトが薄いのであまり使われないものがあります。

これは流れ着いたら知らない間に別の国・・・(笑)

 

では次回、ビートルズのペニーレインを題材にどうやって転調しているかみていくことにしましょう!

 

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