2台のターンテーブルを使ってB-Boy達が好むドラムビートの部分のみを繋ぎ続ける、というとんでもない発想をDJクール・ハークが生み出したことがヒップホップの音楽としての起源といわれている。
The Winstonsの “Amen, Brother” という曲の間奏から取られたブレイクビーツ、通称「アーメンブレイク」は数あるブレイクビーツの中でも最も有名なものだ。
この1分26秒あたりからのドラムだけになる4小節がアーメンブレイクの部分だよ。
歴史に「たら」をつけてはいけないが、もしこの6秒足らずのドラムブレイクがなかったら、後のドラムンベースもジャングルも生まれなかったと言ってもいいほど重要なものだ。
サンプリングされまくったアーメンブレイク
テクノロジーの進歩と音楽は切っても切り離せないものだけど、サンプラーの発明はその中でも特筆すべきものだ。
そして80年代にサンプラーが発売された時にはこのアーメンブレイクがサンプルされまくった。
今日はこのダンス音楽史上最も重要な6秒間、アーメンブレイクが使われている曲を調べてみよう。
Shy FX – Original Nuttah
アーメンブレイクが使われた初めのレコードと言われているのがShy FXのOriginal Nuttahだ。
かなりテンポをあげてサンプルされているね。
NWA – Straight Outta Compton
これはテンポを下げたパターンだ。
4 Hero – Escape That
パターンの組み換えがされてるね。
Eric B. & Rakim – Casualties Of War
LTJ Bukem – Music
Goldie – Chico – Death Of a Rockstar
[youtube id=_EQQq3O3nQE]
Frankie Bones – Janets Revenge
Heavyweight – Oh Gosh
[youtube id=mrUiGJ1kJHc]
もちろん他にも山ほどあるので、探してみよう!!