日本時間2016年10月13日20時過ぎ、ボブ・ディランのノーベル文学賞を受賞が発表された。
「ディラン」「ノーベル賞」というキーワードで真っ先に頭に浮かんだのは、井上陽水の氷の世界の中の一節だった。
人を傷つけたいな 誰か傷つけたいな
だけどできない理由は やっぱりただ自分がコワイだけなんだな
その優しさを密かに 胸にいだいてる人は
いつかノーベル賞でも もらうつもりでガンバってるんじゃないのか?
氷の世界 – 井上陽水
このひねくれ倒した氷の世界の歌詞の中の「ノーベル賞」は完全に物笑いのタネであり、アカデミックな大人への反抗のシンボルである。
またディランのこんな発言もある。
インタビュアー「違法ダウンロードによって、音楽の価値を軽んじられていることをどう思いますか?」
ディラン「元々価値なんて無いんだから問題ないじゃないか。」
ノーベル賞受賞に関してディラン本人のコメントはまだない。
日経新聞の記事などは見当違いもはなはだしい噴飯モノの記事だ。
ディランがノーベル賞辞退してくれても面白いなあとも思う。
今まで何人か辞退した人はいるみたいだけど、受賞しても蹴っても歴史に名を残すなら、蹴った方がロックだよね。