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火星人でもわかる!ベストアルバム Legacyでボウイの歴史をおさらいしてみよう 後編

みんな元気か、トミー(@TomoyaTommy1203)だ。

 

さあ、ボウイの歴史おさらいの後編いってみよう!

前編は1980年のスケアリー・モンスターズで過去の自分を葬り去ったところまでだったね。

 

目次

ダンス〜ビッグスターの時代

  1. Under Pressure (2011 Remastered Version)
  2. Let’s Dance (Single Version) [2014 Remastered Version]
  3. China Girl (Single Version) [2014 Remastered Version]
  4. Modern Love (Single Version) [2014 Remastered Version]
  5. Blue Jean (2014 Remastered Version)
  6. This Is Not America (with the Pat Metheny Group) [2014 Remastered Version]
  7. Dancing in the Street (2014 Remastered Version)
  8. Absolute Beginners (edit) [2014 Remastered Version]

Legacy / レガシー ~ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイの2枚目はQueenとの共作で1981年にリリースされたUnder Pressureで幕を開ける。

ジャムセッションから生まれたというこの曲はジョン・ディーコンの印象的なベースのイントロから始まり、フレディの高音とボウイの低音ヴォーカルがお互いを引き立て、曲も大ヒットした。

曲中「左だね!」というソラ耳があるのはあまりに有名。

 

そしてボウイは時代の寵児であったシックのナイル・ロジャースと手を組み、自身の最大のヒット作となるLet’s Danceを1983年にリリースする。

そこには70年代のカルトなロックスターの面影は微塵もなく、髪もブロンドに染め、ノリノリのダンスミュージックで軽快に歌うボウイを拒絶するファンも多かった。

 

70年代より映像にも力を入れていたボウイだが、時代はMTV全盛を迎え、ミュージックビデオも映画さながらの作品も登場し始める。

ボウイがスーパースターと冴えない男の二役を演じるBlue Jeanのロングバージョンは必見だ。

しかしレッツダンスの大ヒットの後、ボウイは迷走と模索の時代へ突入する。

 

ティン・マシーンを経て再びソロへ

  1. Jump They Say (Radio Edit) [2014 Remastered Version]
  2. Hallo Spaceboy (Pet Shop Boys Remix) [with the Pet Shop Boys]
  3. Little Wonder (Edit)
  4. I’m Afraid of Americans (V1) [Radio Edit]
  5. Thursday’s Child (Radio Edit)

メジャーなポップスターという環境に早くも飽きたボウイは迷走と模索の時代に入ったかに見えた。

残念ながら本ベストアルバムには収められていないんだけど、ボウイはバンドTin Machine(ティン・マシーン)を結成し、あくまでバンドの1ヴォーカリストとしての立場を貫く。

 

Jump They Sayが収められているアルバムBlack Tie, White Noiseで再びソロとなり、全英1位を獲得する。

80年代よりは90年代という時代の方がボウイの本質と合致していた部分が多かったのかもしれない、Outside、Earthling、Hours…といった実験性と大衆性を兼ね備えた作品を次々発表する。

 

同年代のメジャーアーティストと比べると、アルバムリリースの間隔がとても短く、ボウイの創造エネルギーが衰えていないことを証明することとなった。

 

 

2000年代、そして死

  1. Slow Burn (Radio Edit)
  2. Everyone Says ‘Hi’ (Edit)
  3. New Killer Star (Radio Edit)
  4. Where Are We Now?
  5. Lazarus (Radio Edit)
  6. I Can’t Give Everything Away (Radio Edit)

2000年代に入ってからもボウイはheathen (ヒーザン)、Reality(リアリティ)とアルバムをリリースし続ける。

しかしワールドツアー中に動脈瘤で入院してからは活動は消極的となり、もう一線への復帰はしないだろうと引退説もささやかれるほど表立った活動はしていなかった。

 

ところが2013年の1月8日、ボウイ66歳の誕生日に新曲であるWhere Are We Now?と10年ぶりのアルバムとなるNext Dayのリリースが発表され、ファンを驚かせた。

 

しかし病気が完治したわけではなく、その後も闘病を続けるボウイ。

もはや自らの死期を悟っていたボウイは、その死を自分の作品へ昇華させようと試みる。

2016年1月8日、69歳の誕生日と共にリリースされたボウイ最後の作品Blackstarのリリースを見届けるかのように、その2日後に他界したのだった。

Lazarusはプロディーサーである盟友トニーヴィスコンティと共に作り上げた、ファンへの最後のメッセージなのだ。

ボウイ追悼記事:【追悼】デヴィッド・ボウイ辞世の句★(Blackstar)

 

ボウイよ永遠なれ

この記事を書いているのは2016年12月30日、まもなく一年が幕を閉じようとしている。

2016年は多くの、書ききれないほどのミュージシャンがこの世を去った。

1月のボウイに始まり、モーリスホワイト(アースウインド&ファイアー)、グレンフライ(イーグルス)、プリンス、バーニーウォーレル(ファンカデリック)、ジョージマーチン、キースエマーソン(ELP)、レオンラッセル、グレッグレイク(ELP)、ジョージマイケル・・・

 

デヴィッド・ボウイの残した多くの遺産は語っても語りつくせるものではないが、Legacy / レガシー ~ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイ

というベストアルバムで、あらためて彼の偉業を振り返りながら2017年を迎えたいと思う。

 

ぼくの中でボウイは永遠不滅のスターマンなのだ。

 

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この記事を書いた人

ビートルズ、デヴィッドボウイ、太宰治、ジョジョが大好き。
ネットにつながるスナフキンを目指し、ブログを運営する。

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The Anfields ジョンレノンパート

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